シーズーの袴姿かわいいですねー
飼い犬には、狂犬病予防接種が義務付けられています。
役所に登録しておけば、通知がとどきますので、必ず期間内に接種します。
また、感染症を予防するための混合ワクチンも接種しておきましょう。
これは任意でおこなうものですが、小型犬には必要不可欠ともいえるものです。
シーズーは見かけに反して丈夫で、病気に罹りにくい犬種です。
しかし、鼻の短い犬種によく見られる病気には、注意をしておきましょう。
先天的異常や老化・肥満が原因で、気管が平べったく変形する気管虚脱という病気があります。
夏場に発症しやすく、ゼーゼーとした呼吸になったり、乾いたような咳がでます。
呼吸困難が続くと、舌が紫色に変色したりチアノーゼになります。
発症した場合は、早急に病院へ行くようにします。
外耳炎は垂れ耳の犬種に多く見られる病気です。
ムレなどが原因で発生した細菌が炎症を引き起こします。
かゆみがあったり、耳垢がたまります。
こまめに耳掃除をし、変な臭いするような場合には、薬をつけて清潔を保つようにします。
まぶたの内側への巻き込みによってまつ毛が常に目の表面を刺激することが原因となる眼瞼内反症。
不快感や痛みが生じ、メヤニや涙が増えます。
多くの場合は先天的なものです。
子犬の頃から現れる症状なので、異変に気づいたら早目に病院へ連れて行きましょう。
熱中症になると急激な体温の上昇により呼吸困難となり、よだれが大量に出ます。
嘔吐や下痢の症状が見られることもあり、進行すれば脱水状態や酸欠状態になってぐったりしたり、痙攣を起こすようになります。
肥満気味の犬や短頭種などの呼吸機能が弱い犬が発症しやすく、命に関わることもあります。
炎天下での活動や、高温多湿の室内・社内で留守番させることは避けましょう。
どうしても留守番をさせる必要がある場合には、温度管理にしっかりと気を配る必要があります。
普段から肥満にさせないための食事管理や温度管理が重要ですが、もし熱中症になった場合には応急処置を行い、早急に病院へ連れて行くようにします。
意識がある場合には、急いで冷水などで体を冷やして水分を与えます。
冷水やスポーツドリンクをたくさん飲ませます。
意識がない場合には、冷水で体を冷やしたあと、急いで病院へ連れて行きましょう。
すぐに体を冷やすかどうかでその後の経過にも大きく影響します。
パニックにならず、とにかく体を冷やすということを忘れてはいけません。
生まれつき鼻の穴が小さいために呼吸がしづらく、鼻腔狹窄になります。
いびきをかくなどの症状が見られます。
悪化すると心臓病の原因となり、手術が必要となることもあります。
生まれつきのものであることから予防はできませんが、呼吸が苦しそうな様子を見せる場合は、早目に病院へ連れて行きましょう。
遊びはシーズーと飼主の信頼関係を深める、大切なコミュニケーションの場面です。
充分に遊んであげることでシーズーのストレスが解消され、問題行動やいたずらを防ぐことができます。
ボール遊びはシーズーの運動不足解消にもなり、最適な遊びです。
なかなかボールに興味を示さない場合は、他のおもちゃを投げて慣らしていきます。
ひっぱりっこはシーズーの顎や歯、足腰を鍛えることができます。
かといって、あまり強くひっぱり過ぎると、かえって歯を痛める原因にもなりますので、ほどほどの加減を見極めましょう。
シーズーの子犬はあまり体力がありません。
遊びが終わったら、充分に休ませてあげましょう。
生後3ヶ月以内であれば、1日のうちに10分〜15分も遊べば充分です。
4ヶ月目以降からでも20分程度と短く、睡眠に多くの時間を費やします。
無理に遊ばせることのないようにしましょう。
シーズーは無駄吠えの少ない犬種ではありますが、頑固な部分もあってしつけ次第では無駄吠えの多い扱いにくい犬となることもあります。
しつけは子犬のうちが望ましいのですが、成長してからでも不可能ではありません。
シーズーが吠える原因は、恐怖や警戒、遊んでほしい、エサのおねだりなどさまざまです。
それぞれの状況での吠え方を飼主がきちんと把握しておかないと、適切な対処ができなくなります。
状況によってシーズーを叱り、吠えるのをやめたらしっかりとほめてあげます。
叱りっぱなしはいけません。
吠えたら叱る、吠えるのをやめたらしっかりとほめる。
この繰り返しで、シーズーは吠えるのをやめたらほめてもらえると思うようになるのです。
シーズーの噛み癖はエスカレートしやすく、ほうっておくと強く噛みつくようになってしまいます。
子犬のうちにしっかりとしつけを行わなければなりません。
シーズーが噛んでくる状況は遊んでいるときや甘えたいとき、怒っているときなどさまざまですから、飼主が判断して適切に対応する必要があります。
噛んできたときに叩いたりじゃれたりすると、遊んでもらっていると勘違いさせて逆効果になります。
最も効果的な方法は、噛まれたときに大げさに痛がる演技を見せることです。
そうすることで、シーズーは噛むのはいけないことだと感じるようになります。
遊んでいるときの甘噛みはコミュニケーションになりますが、遊びが終わったのにしつこく噛んでくるなら、無視をします。
シーズーがちゃんと理解できたときには、しっかりとほめてあげましょう。
シーズーのしつけには、理解したらほめるということが重要なのです。
散歩をはじめる時期は、生後4ヶ月頃です。
それまでに抱っこして外へ出てみるなど、家の外の環境に慣らしておくことも必要です。
いつも決まった時間に同じコースばかり散歩をしていると、シーズーはそれを覚えて飼主にいつもと同じ散歩を要求するようになります。
パターンを変えていれば、散歩の催促を受けることはありません。
公園などではなるべく、おやつやおもちゃは使わないようにしましょう。
他の犬がそれを見て反応してしまうことがあります。
外にはノミやダニがいますので、草むらなどの中には入らないようにします。
シーズーに人間と同じ食べ物を与えると栄養不足になったり、いろいろな病気の原因となりやすい肥満を引き起こしやすくなります。
犬にとっては負担となりますので、栄養バランスのとれたドッグフードが好ましいでしょう。
成犬で朝・夕の1日2回の食事が目安となります。
ドックフードのパッケージに記載のある分量を基準として、便の状態から与える量を調整します。
便が硬い場合には食事量が少なく、軟らかい場合には与えすぎていると判断できるでしょう。
極端に安い価格で販売されている場合は、何らかの問題を抱えている可能性もありますので、注意しましょう。
先天性の病気を抱えていたり、健康面で不安のある子犬や、良くない環境で飼育されていた子犬は、治療費やしつけの手間が通常より多くかかり、飼育が困難なものとなってしまいます。
健康な子犬でもサークルや食器・首輪・リード・トイレといった初期費用は必要となります。
その後にかかるエサ代や予防接種などの費用、消耗品の購入代金など出費は続きますので、そういったことを長く維持できるかどうかよく考えて購入するようにしましょう。
また、住環境がシーズーの飼育に適しているか、犬と接することのできる時間をどれだけ作ることができるかなどにおいても、考慮が必要です。
どの子犬を購入するかを焦って決めることのないように、ショップやブリーダーは慎重に選びましょう。
新しくシーズーを迎える前に、準備をしておきましょう。
最低限の環境作りとして、サークル・トイレ・食器・給水器・ペットフード・ヒーターなどが考えれます。
サークルは、シーズーの普段の生活スペースとなります。
トイレはサークル内に置き、トイレシートを敷いておきましょう。
食器はいつも同じものを使うようにします。
安定感のある浅皿を選ぶと良いでしょう。
給水器は、器タイプだと中の水をこぼす心配がありますので、サークルに取り付けることのできるボトルタイプがおすすめです。
ペットフードは、シーズーがそれまで食べていたのと同じものを用意しておきます。
急に食事が変わると食べてくれないことが多いので、少しずつ変えていくようにします。
ヒーターは冬場に必要となります。
シーズーは寒さに弱い犬種ではありませんが、ペットヒーターは用意した方が良いでしょう。
シーズーは毛並みが長いために体臭が強そうなイメージがありますが、手入れさえ行えば心配はありません。
日頃からこまめなケアを行うようにしましょう。
被毛の手入れはロングヘアとショートカットの場合とでその方法が異なります。
ロングヘアの場合は毛玉をほぐすような感じで、毛先から徐々にとかしていきます。
パーツごとにブラッシングすると、全体をきれいにとかしやすくなります。
ショートカットの場合には、ピンブラシやソフトタイプのスリッカーブラシを使います。
耳の病気になりやすいので、耳の中を清潔に保ちましょう。
耳掃除の目安は1〜2週間に1度です。
シーズーの目はゴミが入りやすかったり傷つきやすかったりしますので、定期的な手入れを行います。
顔周りの毛は縛ってあげて、涙やメヤニがあるときはコットンなどで優しく拭き取ります。
爪きりは少し難しいのですが、衛生面を考えると欠かすことはできません。
シャンプー後に行うと多少は切りやすくなります。
あまりふかくきり過ぎないように注意しましょう。
シャンプーやトリミングは1ヶ月に一度は行いましょう。
洗い終わったら、ドライヤーでしっかりと乾かします。
乾き残しがあると、そこから毛玉が発生しやすくなります。
お尻を洗うときに、肛門線を絞ってあげると良いでしょう。
肛門線は定期的に絞らないと、炎症を起こすことがあります。
シーズーは、パグやペキニーズなどの犬首と同じルーツを持つと考えられており、中国では西施犬と呼ばれています。
その起源は正確にはわかっていないのですが、中国やチベットで神聖な犬とされていた、獅子狗・ライオンドッグという説が有力で、シーズーとう名前もそこから由来しています。
チベットのラマ教では獅子は偉大な存在としてみなされていました。
その獅子のような外見のシーズーもまた神聖視されていたことから、繁殖が盛んに行われていました。
唐の時代に中国とチベットの国交において中国皇帝への貢物とされたことから、シーズーを贈られることは大変名誉なこととなり、中国の貴人達に愛されるようになります。
かの西太后もシーズーをこよなく愛していました。
宮廷内ではたくさんのシーズーが飼育され発展していきますが、西太后亡き後はその流行も陰りを見せることとなりました。
ラストエンペラーとして有名な宣統帝が犬に興味を持たない方だったため、たくさんのシーズーが街中に流出していきます。
清王朝が崩壊したときにたくさんのシーズーが殺害され、犬種としての発展が一旦止まることになります。
そのような状況の中で生き残ったシーズーに対して、もっとライオンに近い犬種にしようという動きがあり、交配が繰り返されます。
その結果、パグやペキニーズとも異なる、ロングコートをまとったシーズーが誕生したのだと言われています。
1930年代にはイギリスへと渡り、そこでも繁殖活動が展開されます。
当初はチベットで魔除けとされている犬ラサアプソと同一の犬種とみられていましたが、やがて別犬種として認められて更に改良が重ねられます。
そうして現在のシーズーのスタイルが確立したとされています。